2010-11-11

11月 霜月 (図つき)

(にほんご初級を勉強している方向けの読み物)

11月になるとだんだん寒くなって、日本列島の各地で紅葉が見られます。もみじやイチョウが赤や黄色に色づき始めると、人々は各地の紅葉の名所へ出かけます。もみじ狩りはこの季節の楽しみの一つです。
3日は「文化の日」で、祝日です。芸術や学術で優れた仕事をした人に、皇居で「文化勲章(くんしょう)」がおくられます。
文化の日のころには、展覧会、音楽会、芸術祭が開かれ、学校では学芸会や文化祭が行われます。特に最近は各地に新しく立派な美術館やホールができて、いろいろな文化活動が盛んになってきました。
15日は「七五三」の日です。多くの地方では7歳と3歳の女の子と、5歳の男の子は晴れ着を着て、神社にお参りに行きます。子供たちは「千歳飴」を手に持って、記念写真を撮ります。そして、家族そろってレストランで食事をしたり家でごちそうを作ったりして、子供の成長を祝います。
23日は「勤労感謝の日」で、祝日になります。
またこの月には東京の下町で「酉の市(とりのいち)」が行われます。「熊手(くまで)」を買って、商売繁盛(はんじょう)を願う祭りです。
酉の市が終わると1年も終わりに近づき、忙しい年の暮(くれ)となります。毎年このころには冷たい北風が吹き始め、北海道や東北、北陸地方は本格的な雪の季節を迎えます。関東地方の家庭でも、夏の間片づけておいたストーブやこたつなど暖房器具を出して、冬の支度を始めます。
(完)
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インターネットで調べて、今年の「酉の市」は、一の酉である11月7日(日)と二の酉である11月19日(金)です。
「熊手」にも興味を持って、調べたら、前浅草に遠足に行ったとき、見たことがあります。その時、熊手の意味があまりわからなくて、名前も覚えられなかったです。
もともとの「熊手」はこれ:農具として、枯れ葉を集めたり干し草をかき寄せたり、を柔らかくしたり平らにならしたりなど、いろいろな用途に使われるものです。


 縁起物としての熊手はこれ:
小さな熊手
浅草で見学した熊手、デッカイ

 毎年、昨年度の物より大きい物を購入するのが商売繁盛等につながるとされている。
 熊手は「福をかき込む」といわれていて、商売繁盛だけではなく、家内安全などの御利益もあります。そんな縁起物は、購入したら玄関において、まさに、福をかき込むのです。

「千歳飴」はこれ:

私も食べたい

千歳飴を持っているかわいい男の子

by:チェン

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