2010-10-28

ブログと会話

このブログ、実は「会話」の授業のプロジェクトなんです。
ブログは書くんだから、会話じゃないじゃん。とツッコミが入りそうですけれど。

授業は毎回、会議形式で行われます。
司会と書記を決めて、ブログの運営について議論をするんです。
このプロセスが「会話」です。

授業としての目標は、「会議にふさわしい言葉使いをすること」 
これ、簡単そうですけど、結構難しいいんですよ。
最初はいいんです。でも、後半盛り上がってくると、「その点についていかかですか。」なんて使えないもんね。
まあ、いつもそれぐらい盛り上がる会議になるってことです。(笑)

それからブログを「書く」ときも「会話」の要素が必要なんです。
みんなの目標は、「日本語で日本人みたいなブログを書くこと」

じゃあ、「日本人みたいな」って何なんだろう。

書き言葉でもないし、話し言葉でもない。
ブログとかエッセイ特有のレタリックのことです。アレです。今書いているコレです。

自分の国の言葉では、表現がどんどん思い浮かぶでしょう。
それを日本語にして、さらにブログっぽくする。うーん、大変だろうな。。。
みんな本当に頭を使ってがんばっていると思います。

今日、授業のときにみんなに聞いてみました。
「ブログの中のおかしい表現とか、間違った文法とか、誤字はどうしようか?」
「うーん。そうですね。。。」

僕の提案です。
「僕が直すのは簡単なんだけど、多分こういう風に書きたいんだろうなっていうみんなの思いがよ-く表れててほんとに面白い。消しちゃうのはもったいないと思うんだよね。」

「そうですね。このままにしておきます。読んでくれる人たちからアドバイスをもらいたいし、私たちがもっと日本語がうまくなってから見直しても面白いと思うから。」

「じゃ、プリントしたものに添削だけして返すね。」

そんなわけで、このブログでは日本語の間違いは直していません。
それは、間違いなんかじゃなくて、がんばっているみんなの等身大の姿です。
一生懸命つむぎ出された言葉は、努力とオリジナリティーの足跡なわけです。

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